須賀洋介【シェフ】

世界の巨匠に認められた若い才能

新しい文化が生まれる街、ニューヨークで活躍する日本人シェフがいます。
須賀洋介さんです。
2006年に、ニューヨークの高級ホテルの中にオープンした、ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションという名前のフレンチレストランで腕を振るう須賀さんの料理に多くのニューヨーカーが魅了されています。

ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションはフレンチ料理の巨匠と呼ばれる、ジョエル・ロブション氏が手掛けるレストランです。
フランスのみでの営業を経て、東京に始まり、ニューヨーク、ロンドン、香港と、世界へと展開を広げているレストランでもあります。

須賀さんは、一流のシェフであるジョエル・ロブション氏にその才能を認められ、現在ニューヨークで店を任される形でシェフをしています。
また2003年の六本木ヒルズへの出店がきまった際も須賀さんはかかわっており、まさに世界の巨匠から信頼される日本人シェフといえます。

ルーツは自身の両親にある

須賀さんは愛知県の名古屋市の出身です。
両親は洋食料理店やフレンチレストランを経営をしていたようです。
忙しい両親とともに、レストランの裏側を見ながら成長した須賀さんは、漠然とシェフへの憧れを強めていきました。

その夢を追いかけるため、高校卒業後、フランスにわたりフランス語を勉強しました。
その後、日本に戻り、フレンチレストランでの修業を積み、実家の洋食店を手伝い始めた須賀さん。
実家のレストランがリニューアルのため休業をした機会を使い、再びフランスへと渡りました。

その時フランスで須賀さんが出会ったのが、ロブションさんでした。
ロブションさんに親しい人から紹介をしてもらい、出会ってからというもの、須賀さんはロブションさんのもとで働くようになります。
最初はシェフとしてではなく、宣伝としてテレビ番組に出演したり、食品会社のコンサルタントを行うなどの仕事をしていた須賀さん。
間の時間を使いロブションさんからフレンチの精神や技術を吸収していきました。

そんな中東京へのラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションの展開が決定。
当時26歳だった須賀さんがエグゼクティブ・シェフへと抜擢されたのです。

がむしゃらでもいいからとにかく前に進むこと

当時はなぜ自分がそんな大役を任されたのか理解できなかったという須賀さん。
とにかく全力で東京店の経営を行いました。
その後ニューヨークへの出店が決まり、出店先のホテルのオーナーの要望により須賀さんはニューヨークの店舗でシェフとして活躍をするようになります。

当時を振り返り須賀さんは、とにかく全力で料理にだけ向かうがむしゃらさと若さをロブションさんは評価してくれたのではないかといいます。
現在のニューヨークの店舗でも活躍しているのは、やる気のある若いスタッフ。
若い時ほど、一つのことに突き進む力が大切だと須賀さんは言います。

また語学を勉強したことがとても役に立ったと須賀さんは言っています。
どんな道を選ぼうと、コミュニケーション能力は求められるもの。
自分の夢への近道だと考えて、語学にかける時間は惜しむべきではないのかもしれません。